一部の意見として「パート薬剤師は使えない」との声が上がることがあります。
しかし、これはすべてのパート薬剤師に当てはまるわけではありません。
むしろ、多くの優秀なパート薬剤師が現場で重要な役割を果たしています。
では、なぜ「使えない」と評価されるパート薬剤師がいるのか、その理由を現場の管理者をしているたっさん目線で解説します。
パート薬剤師は使えないとなる原因は?
パート薬剤師が使えないと言われますが、優秀なパート薬剤師さんはもちろんいらっしゃいます。
ではどんな人が使えないのか現場目線で分析していきます。
責任感の有無が大きなカギ
大きく差が分かれる点としては責任感があるかどうかです。
この有無が時給などの評価に大きく関わります。
責任感が低い例
人によって仕事へのスタンスは違うので、今回は、管理者、一緒に働いている同僚としての意見としてとらえてみてください
「パートだから」と言って、業務に対する責任を軽視していると、信頼を失う可能性が高いです。
例えば、シフト中に重症の患者の処方を避けたり、自分の業務を他人に押し付ける行動は、周囲に悪い印象を与えます。
現場では、特に忙しい時に「今、私がやらなくて誰がやる」という姿勢が求められます。
周りが嫌がる仕事をやることが評価が積みあがっていきます。
調剤の質とスピード
調剤ミスは絶対に避けるべきミスです。
処方せんの確認から薬品の選択、数量の調整まで、正確かつ迅速に行えることが求められます。
これができない場合、業務の質が低く責任感が低いと見なされる可能性があります。
人間なのでミスをするのは仕方ないのですが、対策を立ててそのミスを減らしていくことが非常に大切で、責任感がなければできない内容です。
自分のミスの傾向を把握するためにノートに書き留めておくと後から振り返れるのでいいですよ
一つ一つの確認が正しい状態にできるように試行錯誤してくださいね。
報連相の徹底
パート従業員の勤務時間が限られているため、業務引継ぎや連絡不足が問題となることがあります。
業務終了時に他のスタッフに適切な報連相を行わない場合、他のスタッフが混乱を招く原因となります。
業務が終わった後でも、簡単なメモやチャットなどで情報共有を行う習慣を身につけることが重要です。
その場にいない人のミスというものはそのミス以上に責任感がないという判断をされてしまいがちです。
誰かに引き継がないといけない内容はしっかりと引き継ぎましょう。
影響度が大きいものに対しては絶対です。
影響度が大きいものは
- 患者対応必須のもの(不足薬、折り返しの電話)
- 病院や施設からの情報共有
上記は特にしっかり報連相しておきましょう。
シフトへの理解への姿勢
まず前提としてシフトへの柔軟な対応をすることは義務ではありませんが、柔軟な対応をしてくれる薬剤師は現場で非常に重宝されます。
子どもや家庭の都合もあるため難しい場合もありますが、可能な範囲で協力しようとする姿勢は、評価を高めます。
調整できる1時間だけでも印象は変わりますのでできる範囲で考えてみてください。
パート薬剤師は使えない?まとめ
すべてのパート薬剤師が「使えない」と言われるわけではありません。
しかし、評価が低いケースには共通点があります。
- 責任感の欠如
- 調剤のミス
- 報連相の不備
などが挙げられます。
逆に言えば、これらの点を意識して改善すれば、パート薬剤師としての評価を高めることができます。
責任感を持ち、業務に柔軟に対応する姿勢を持つことが、パート薬剤師の成功のカギと言えるでしょう。
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